記事のアーカイブ

チャンピオンズリーグ:ユベントス、ナポリが決勝トーナメント進出を逃す

2013年12月13日 22:33
欧州ナンバーワンのサッカークラブチームを決めるUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)は11日、グループリーグ最終節を行い、決勝トーナメントに進出する16チームが決まった。顔ぶれは以下の通り。 ▽マンチェスター・ユナイテッドFC▽レアル・マドリーCF▽パリ・サンジェルマン▽FCバイエルン・ミュンヘン▽チェルシーFC▽ボルシア・ドルトムント▽クラブ・アトレティコ・マドリー▽FCバルセロナ▽バイヤー04レバークーゼン▽ガラタサライAS▽オリンピアコスFC▽マンチェスター・シティーFC▽FCシャルケ04▽アーセナルFC▽FCゼニト▽ACミラン イタリア勢では、ACミランが辛うじてアヤックスに引き分け

俳句のこだわりについて

2013年12月13日 22:14
「俳句を生きる」とはどういう意味だろうか。 俳句は「私、僕、俺」にこだわる表現であるということだ。 一茶はその筆頭かもしれない。 「我と来て遊べや親のない雀」。 俳句を詠もうとすると、否応なく、自分を意識することになる。と同時に、自分がはっきり見えてしまう。 日常のありふれたことのなかに「隠れていた世界」がひょこり顔を出す。 だから、日々のことを詠んでいても、優れた句には、「裂け目」があると思う。 自分の身の回りの出来事は、実は、ほとんど見ていないと言っても言い過ぎではないだろう。 俳句には、その見ていないものを見ようとする意志が大事なのだ。 「生きながら止まり止まりつ冬木立」。

本田のACミラン入りが正式決定、背番号は10

2013年12月12日 00:46
イタリアサッカー・セリエA、ACミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は11日、現在CSKAモスクワに所属する日本代表MF・本田圭佑(27)が来年1月3日にチーム入りすると発表した。本田のミラン入りに関しては今年の夏から取りざたされてきたが、今回ACミラン側が初めてチーム入りを公表した。本田は今月末でCSKAモスクワとの契約が満了となるため、移籍金なしでのミラン入りとなる。 ガッリアーニ氏はミラノ市内で記者陣に対して「もう秘密を明かすことができる。本田は契約書にサインをした。1月3日からミランの選手となる。6日のアタランタ戦でプレーするのは難しいかもしれないが、背番号10を付けるのは確実だ」

世捨て人ではないけれど

2013年12月11日 18:02
世捨て人ではないけれど。 どうしたって、世間の馬鹿げた出来事に逆らうことができないと思うと、小説や俳句の世界に没頭する日が多くなる。 この世からくだらないことがなくなるなんてあるはずはないのだから、見たくないものを見せつけられるくらいなら、自分から 見ない方がまだましだと思う。消費税が「若い世代の将来」のためならば、甘んじて受けよう。秘密保護法案が「国を守る」ためならば、やむなく認めよう。クリスマスツリーの飾りつけやイルミネーションをもっと輝かせるために「原発」が必要だと言うのなら、仕方なく眺めてやろう。粗忽な新聞記事を読んでやろう。粗悪なテレビ番組に笑ってやろう。すべてはまやかしだが仕方がな

全身で物を見る人

2013年12月11日 17:36
俳句でもなんでもそうだけど、褒められて調子に乗るとろくなことはない。 「自分が自分でなくなって、意識過剰になってしまう」からだ。俳句を詠む自分を見失ってしまうということだろう。 上田五千石の「生きることをうたう」を読んだ。 生きる姿勢は自然と詠んだ句に表れるという。 「ひたすら歩くことを始めたのでした。(中略)脳の中を空っぽにしてみたかったのです」。 要は、無心になることなのだと五千石は書いている。 僕は、最近歩くことよりも自転車で走り回ることが多い。また、歩くことを始めようか。 五千石の俳句初心は、「いのちだけが大切」だったはずなのに、すいぶん遠回りしたものだと語る。 「目だけでなく、全身で

サッカースクールで一番“反則”を犯しているのは生徒の親たち

2013年12月11日 15:09
ユベントスの子どもファンが試合観戦中に集団で、ウディネーゼのセルビア人GKゼリコ・ブルキッチに罵詈雑言を浴びせ、セリエAが同クラブに5000ユーロ(約70万円)の罰金処分を科したというニュースは、イタリア国内の教育現場で大きな反響を呼んでいる。 ユベントスは「Gioca con me...Tifa con...

芥川の「蜜柑」は甘酸っぱい

2013年12月10日 16:43
正岡子規は、「柿」が大好きだった。漱石の「三四郎」には果物を食べる場面が多い。樽柿、林檎、そして蜜柑。当時は、紀州蜜柑から現在の主流の「温州蜜柑」に代わる時期だったそうだ。いずれにしても、贅沢品であったことには変わりない。 この季節、みかんがおいしい。フランス人の友人は、自国にはこんなうまい「ミカン」はないと一日に何十個もパクパク食べている。 芥川龍之介の「蜜柑」を読み直してみた。やっぱり、味わい深い作品だ。 曇った冬の日暮れに、横須賀線の列車で乗り合わせた13,4の小娘を主人公の男が観察する話だ。 ひびだらけの両頬を気持ち悪い程赤く火照らせた、いかにも田舎者らしいその娘が、ある貧しい町はずれ

サッカーW杯:イタリア・イングランド戦、試合開始時刻の変更は「テレビの勝利」

2013年12月10日 12:21
来年6月12日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会、イタリアにとって初戦となるイングランド戦(14日、マナウス)の試合開始時刻が3時間早まり、午後6時(現地時間、イタリア時間15日午前0時)に変更された。「テレビの勝利。FIFA(国際サッカー連盟)は大スポンサーであるテレビ局からの要請に押し切られた」とイタリアの各メディアは伝えている。 FIFAは6日に組み合わせ抽選会を開き、予選リーグ全64試合の日程を決定した。ところが、その数時間後、7試合の開始時刻の変更を発表。日本・コートジボワール戦もその対象となり、14日午後7時(日本時間15日午前7時)から同10時(同10時)に変更された。 日本の各

ミラノ・スカラ座のシーズンが12月7日(聖アンブロシウスの日)に開幕

2013年12月08日 15:00
「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」は、1853年ヴェネツィアで初演されたが、ヴェルディの斬新で現代的な作風が聴衆に理解されず失敗に終わったと言われている。(高級娼婦ヴィオレッタが太り過ぎていて肺結核で死ぬヒロインに見えなかったという説もある)。 若きデュマ・フィスによる原作「椿姫」は戯曲となって大成功を収めたが、その芝居をパリで観たヴェルディが感激して書き上げた傑作である。 さて、その「ラ・トラヴィアータ(イタリア語で“道を踏み外したオンナ”という意味)」が、2013/2014シーズンのスカラ座の開幕として、ミラノ守護聖人アンブロシウスの日である12月7日に上演された。 12月6日付コリエレ・デッ

ある素晴らしい恋人のために書かれ、決して投函されることのなかった手紙

2013年12月08日 12:20
師走のミラノの雑踏で、道行く人にチラシを配りながら、62年前に“消えた”初恋の人を探す老人がいる。コリエレ・デッラ・セーラ紙のミラノ版で、ロベルト・リッツォ記者が伝えている。 男性は、モンツァ大通りに住むエフレム・フォントランさん、81歳。 フォントランさんが、パスコリ通りのあるダンスホールで開かれたパーティーで、「マリュッチャ」という名の女性と出会ったのは1950年。彼は19歳、彼女は20歳だった。栗毛色に波打つ髪、信心深く、少し陰のある青い瞳。内気な性格で、それまで異性に対して奥手だったフォントランさんは、彼女に「一目惚れ」した。 彼女はラツィオ大通り近くの学校で代用教員をしていた。 付き
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