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ティラミス発祥の地、レストラン「レ・ベッケリエ」(トレヴィーゾ)が経営難から3月いっぱいで閉店、75年の歴史に幕
2014年02月28日 00:19
マスカルポーネチーズのまろやかさとエスプレッソのほろ苦い甘味が織り成すハーモニー。イタリア料理を代表するスイーツとして、日本でもバブル時代に大流行した「ティラミス」の発祥地であるレストランが、経営難から3月いっぱいで閉店することになった。コリエレ・デッラ・セーラ紙ヴェネト版が伝えている。
このレストランは、北イタリア・トレヴィーゾにある1939年創業の老舗《Le...
最年少首相(39歳)レンツィ氏の“座右の書”は村上春樹『走ることについて語るときにぼくの語ること』
2014年02月26日 11:59
25日、イタリア下院はマッテオ・レンツィ新首相に対する信任投票を行い、378対220で承認。レンツィ新政権が正式に発足した。39歳の同氏はイタリアで最も若い首相となる。新首相は信任投票に先立ち、下院で演説をしたが、その際、彼の机上に置かれていた1冊の本にメディアの関心が集まっている。その本とは、村上春樹氏の『走ることについて語るときにぼくの語ること』。なぜいま、レンツィ氏は同書を携えているのか。その意味するものについて、コリエレ・デッラ・セーラ紙のマウロ・コヴァチチ記者が論じている。
同書の伊訳版タイトルは《L'arte di...
グーグル、コカ・コーラらを抑えてフェラーリが2年連続で「世界最強のブランド」の座を獲得!
2014年02月24日 17:25
英国の権威あるブランド価値評価機関「ブランド・ファイナンス」が18日に公表した、2013年の「世界で最もパワフルなブランド」調査で、フェラーリがグーグルやコカ・コーラらを抑え、2年連続で1位に輝いた。コリエレ・デッラ・セーラ紙などが伝えている。
同ランキングは、同機関が毎年リリースしている「年刊グローバル500社レポート」の中で行われているもので、ブランドの選出にあたっては財政収益のほかにも知名度や好感度、顧客ロイヤリティ、人材のクオリティなども考慮されている。フェラーリはトップ500社中、時価総額(企業価値)に関しては40億ドルで350番目だったものの、「黄色を背景にした《Cavallino
スイス国民投票で移民規制賛成派が勝利~ヨーロッパサッカー界に与える影響は?
2014年02月22日 16:23
スイスで9日、移民数を制限するか否かを問う国民投票が実施され、賛成が反対を僅差で上回り可決された。この結果を受けて、スイス政府は3年以内に移民数の上限を決めなければならなくなった。全人口(約800万人)に占める外国人の割合が25%前後と欧州ではルクセンブルクに次いで高いスイスで起きた「反移民」の動き。「欧州全体での人の自由な移動」を推進するEUの対応が注目されるが、イタリアメディアの中には、欧州各国のサッカー代表チームに及ぼす影響を心配する向きもある。コリエレ・デッラ・セーラ電子版が伝えている。同紙によると、サッカースイス代表チームは「移民なしになったら消滅してしまう」という。というのも、現在
2人組の強盗犯、犯行直後にバールに立ち寄り"コーヒーブレイク"~店内の防犯カメラにキャッチされて御用
2014年02月16日 14:45
イタリア人にとって切っても切れないものと言えば、バール(bar)で飲むエスプレッソ(カッフェ)。朝出勤する前に、仕事の休憩時間に、そしてランチの後や仕事帰りに、行きつけの店のカウンターでバリスタと世間話をしながら、デミタスカップをクイッと一口、二口で飲み干すと、長居することなくサッと立ち去る。その立ち居振る舞いはとても絵になる。ところが、こうした習慣が思わぬ"代償"となり、強盗犯の面が割れて御用となる事件がパレルモであった。コリエレ・デッラ・セーラ電子版が伝えている。
事件が起きたのは、昨年11月22日夜。路上に駐車中の男性が刃物を持った2人組の男に襲われた。男性は手や顔に数カ所の切り傷を負い
“ナポリの英雄”マラドーナ、高速道路サービスエリアのレストランに押し寄せたファン全員にトーストを奢る!
2014年02月14日 23:51
12日に行われたサッカー「イタリア杯」準決勝第2戦、ナポリがホームでローマを3-0で降して決勝進出を決めたが、同試合を観戦したナポリの“レジェンド”、ディエゴ・マラドーナ氏(53)がスタジアムからの帰途、高速道路のサービスエリアのレストランでファンにトーストをご馳走するという一幕があった。コリエレ・デッラ・セーラ電子版(Web)が報じている。
所用でローマ滞在中のマラドーナ氏はこの日、古巣の応援のためサンパオロ競技場に駆けつけるとスタンドでアウレリオ・デ・ラウレンティス会長の隣に座って観戦。初戦を2-3で落として窮地に立っていたナポリが見事大逆転で決勝進出を決めると、立ち上がって両手を突き上げ
劇場の座席指定は、最前列から"身長の低い順"に~「ピッコロ・テアトロ・ディ・ミラノ」が画期的なオンライン予約システムを導入へ
2014年02月04日 15:51
劇場や映画館で時として遭遇する"煩わしさ"と言えば、前席の観客の頭によって視界が遮られること。とりわけ座高が高く、せわしなく動くタイプに"当たって"しまうと最悪だ。せっかくの名作観賞も台無しになり、中には対人トラブルを招くことすらある。そこで、このような不都合を解消し、小柄な人にも十分に芝居を楽しんでもらおうと、ミラノのある老舗劇場が身長の低い順に前方の座席を割り振るという"画期的"な座席指定システムの導入を決め、業界の話題を呼んでいる。
コリエレ・デッラ・セーラ紙が伝えるところによれば、この劇場は1947年1月にイタリア初の常設劇場として誕生した《Piccolo Teatro di...
"空飛ぶ法王"フランシスコ:ローマ市街の壁にスーパーマンのポーズをとった法王の落書きが出現!
2014年02月02日 12:38
先月28日、ローマ法王庁(バチカン)近くのローマ市内の街路の壁に、スーパーマンのポーズをとって空を飛ぶローマ法王フランシスコ(77)の落書きが出現。この絵は数日で消されたものの、バチカンが公式ツイッターで写真付きで紹介するなど大きな話題を呼んだ。ANSA通信、コリエレ・デッラ・セーラ、レプッブリカ紙などが報じている。
https://www.corriere.it/foto-gallery/cronache/14_gennaio_30/addio-murales-papa-superman-cancellato-comune-decoro-799cf6f2-89e6-11e3-be5b-d457
一難去ってまた一難:ACミランにサンシーロ競技場からの「立ち退き命令」が下る?
2014年01月31日 23:55
アッレーグリからセードルフへの監督交代と本田圭佑ら新戦力の加入で心機一転、名門復活を目指すACミランに、いま再び危機が訪れている。というのも、ミラノ市議会が現在立案中の「スポーツ道徳規範」に従って、同クラブがホームスタジアムであるサンシーロ競技場からの“立ち退き”を命じられるおそれが出てきたというのだ。コリエレ・デッラ・セーラ紙が伝えている。
ミラノ市では「スポーツの世界に犯罪が浸入するのを防ぎ、スポーツの社会的価値を向上させる」ために、「スポーツ道徳規範」の策定を進めている。目下、市議会のアンチマフィア委員会とスポーツ委員会が中心となって草案を練っている最中だが、原案によると、禁錮2年以上の
ミラノ県庁本庁舎内に飾られた1700年代作の絵画に、スプマンテのコルク栓が当たって破損、"犯人"として名乗り出たのは同県議
2014年01月25日 19:33
イタリアの公共施設や大学、企業の建物の中に入って驚くのは、玄関やホール、応接室等に名画がさりげなく飾られていること。これらの絵画は、セレモニーなどハレの場を鮮やかに演出する。そこで、さぞ管理・保存には細心の注意を払っているのではと思いきや、意外にもそうでもないようだ。コリエレ・デッラ・セーラ電子(ウェブ)版のミラノ面に掲載された次のような記事を読む限りでは……。
"事件"が起きたのは昨年末。ミラノ県庁本庁舎内のホールに掲げられた、タテ235cm×ヨコ405cmの絵画の中央部分に小さな穴が開いているのが見つかった。その原因を調べていると、やがて「自分がやった」と男が名乗り出てきた。"犯人"は県議