記事のアーカイブ

雪はふる

2014年02月11日 13:22
関東一円が大雪に覆われた。僕の住む町も一面真っ白になった。こうなるとつい駄句が思い浮かんでくる。 俳句は考えるのではなく、感じて詠むものだから、雪の日は最高の機会なのだ。 「大雪やだるまのごとくころびけり」 「雪降るや眠気を誘う白さかな」 「雪の日や雀のお宿探しけり」 「よろよろと雪道歩き物忘れ」 「雪降るやもの静かなり川の水」 そう言えば、東京都知事選があった。僕は都民ではないけれど、結果は気になった。 「世の中を忘れたように雪はふり」 「世の中を忘れませうぞ雪礫」 来週も雪の予想だ。また雪の俳句を詠みたい。

劇場の座席指定は、最前列から"身長の低い順"に~「ピッコロ・テアトロ・ディ・ミラノ」が画期的なオンライン予約システムを導入へ

2014年02月04日 15:51
劇場や映画館で時として遭遇する"煩わしさ"と言えば、前席の観客の頭によって視界が遮られること。とりわけ座高が高く、せわしなく動くタイプに"当たって"しまうと最悪だ。せっかくの名作観賞も台無しになり、中には対人トラブルを招くことすらある。そこで、このような不都合を解消し、小柄な人にも十分に芝居を楽しんでもらおうと、ミラノのある老舗劇場が身長の低い順に前方の座席を割り振るという"画期的"な座席指定システムの導入を決め、業界の話題を呼んでいる。 コリエレ・デッラ・セーラ紙が伝えるところによれば、この劇場は1947年1月にイタリア初の常設劇場として誕生した《Piccolo Teatro di...

"空飛ぶ法王"フランシスコ:ローマ市街の壁にスーパーマンのポーズをとった法王の落書きが出現!

2014年02月02日 12:38
先月28日、ローマ法王庁(バチカン)近くのローマ市内の街路の壁に、スーパーマンのポーズをとって空を飛ぶローマ法王フランシスコ(77)の落書きが出現。この絵は数日で消されたものの、バチカンが公式ツイッターで写真付きで紹介するなど大きな話題を呼んだ。ANSA通信、コリエレ・デッラ・セーラ、レプッブリカ紙などが報じている。 https://www.corriere.it/foto-gallery/cronache/14_gennaio_30/addio-murales-papa-superman-cancellato-comune-decoro-799cf6f2-89e6-11e3-be5b-d457

一難去ってまた一難:ACミランにサンシーロ競技場からの「立ち退き命令」が下る?

2014年01月31日 23:55
アッレーグリからセードルフへの監督交代と本田圭佑ら新戦力の加入で心機一転、名門復活を目指すACミランに、いま再び危機が訪れている。というのも、ミラノ市議会が現在立案中の「スポーツ道徳規範」に従って、同クラブがホームスタジアムであるサンシーロ競技場からの“立ち退き”を命じられるおそれが出てきたというのだ。コリエレ・デッラ・セーラ紙が伝えている。 ミラノ市では「スポーツの世界に犯罪が浸入するのを防ぎ、スポーツの社会的価値を向上させる」ために、「スポーツ道徳規範」の策定を進めている。目下、市議会のアンチマフィア委員会とスポーツ委員会が中心となって草案を練っている最中だが、原案によると、禁錮2年以上の

ミラノ県庁本庁舎内に飾られた1700年代作の絵画に、スプマンテのコルク栓が当たって破損、"犯人"として名乗り出たのは同県議

2014年01月25日 19:33
イタリアの公共施設や大学、企業の建物の中に入って驚くのは、玄関やホール、応接室等に名画がさりげなく飾られていること。これらの絵画は、セレモニーなどハレの場を鮮やかに演出する。そこで、さぞ管理・保存には細心の注意を払っているのではと思いきや、意外にもそうでもないようだ。コリエレ・デッラ・セーラ電子(ウェブ)版のミラノ面に掲載された次のような記事を読む限りでは……。 "事件"が起きたのは昨年末。ミラノ県庁本庁舎内のホールに掲げられた、タテ235cm×ヨコ405cmの絵画の中央部分に小さな穴が開いているのが見つかった。その原因を調べていると、やがて「自分がやった」と男が名乗り出てきた。"犯人"は県議

"持続可能なモビリティ社会の実現"を掲げて、カーシェアリング先進都市を目指すミラノ

2014年01月23日 12:02
複数の車両を多数の人で共同利用するカーシェアリング。市内各所に設けられた"カーステーション"にある車を365日24時間、分単位で気軽に利用でき、乗り捨てもOKとあって、都市環境問題の解決に取り組むヨーロッパの大都市で導入が進んでいる。中でも、ここ半年余りの間に目覚ましい“躍進”を見せているのがミラノ市だ。「2015年のミラノ万博開催に合わせて、さらにサービスを充実させ、欧州でも屈指の"持続可能なモビリティ社会"を目指す」と意気込む市当局の取り組みとカーシェアリングの現状について、コリエレ・デッラ・セーラ紙が紹介している。 カーシェアリング発祥の地はスイスと言われ、同国では排ガスや騒音、渋滞とい

介護と民俗学

2014年01月22日 16:49
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パルマ近郊に今秋、世界に類を見ない「エコロジー村」が誕生

2014年01月18日 11:55
美食の都として知られ、パルミジャーノ・レッジャーノ、プロシュット・ディ・パルマの産地として有名なパルマに今秋、農作物の地産地消、エネルギーの自給自足、資源リサイクルを目指した「エコロジー村」が誕生する。名付けて《Agrivillaggio(アグリヴィッラッジョ)》。コリエレ・デッラ・セーラ紙が報じている。 パルマ市中心部から8キロ、緑豊かな平原が広がるヴィコフェルティーレ村。今年9月、村内の28ヘクタールの区画に60戸の住宅が完成、総勢240人の家族が暮らし始める予定だ。 プロジェクトリーダーのジョヴァンニ・レオーニ氏(52)によれば、平屋建ての各戸にはルーフ付きの菜園用テラスが付属しており、

コードネームは「地下鉄の忍者」--ローマ市民を恐怖に陥れた日本人スリが御用

2014年01月15日 15:37
「ローマ」「観光」「スリ」でネット検索すると、続々と出てくる出てくる……。 「ローマのテルミニ駅に入る地下鉄A線・B線はいつも観光客や通勤客で込んでいるので要注意」 「特に日本人はお金持ち、スキがあるという理由から狙われやすい」 「麻薬捜査官に扮したスリが近づいてきて、カバンの中をチェックしているスキに財布の中から現金だけを抜き取られた」 そして極めつけは、 「昔はスリというとゴリラみたいな悪相の男が多く、一目でわかったが、最近は女優かと思う10代の観光客ふうを装う者も」 ところが、アナタの隣にやってきた日本人が実はスリだったとしたら……。 そう、信じられないことに、日本人がイタリアで窃盗の被

「ピッツァは手づかみで食べるもの。ナイフやフォークを使うなんてもっての外!」--イタリア系ニューヨーク市長、米メディアから“正しいピッツァの食べ方”を教えられる

2014年01月14日 14:12
昨年11月の米ニューヨーク市長選で、富裕層への増税、低所得者層への福祉の拡大による「貧富の格差縮小」を訴えて当選したビル・デブラシオ氏(52)。20年ぶりの民主党市政ということで、その動向が注目されているが、同氏の母方の祖父母がイタリア移民ということで"祖国"でもマスコミに大きく取り上げられている。1月1日の市長就任式からわずか10日後、「ピッツァの食べ方」を巡ってデブラシオ氏が"初スキャンダル"に見舞われた、とコリエレ・デッラ・セーラ電子版(Web)が報じている。 "事件"が起きたのは、先週金曜日(10日)。新市長は、スタテンアイランドで最も有名で"崇拝"されているピッツェリアのひとつ「Go
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