F1フェラーリ、第2戦マレーシアGPで約2年ぶりとなる復活のV ! ドイツ人ドライバーのフェッテルが運転席からイタリア語でピットクルーたちに感謝の雄たけび!

2015年03月30日 12:35

2015年のF1第2戦マレーシアGPの決勝が29日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、セバスチャン・フェッテル(ドイツ、27歳)が今季初優勝を飾り、フェラーリに1年10カ月ぶり(35戦ぶり)の勝利をもたらした。レッドブルチームで2010年から4年連続でF1総合王者となったフェッテルは今季フェラーリに移籍、2013年最終戦ブラジルGP以来の勝利を飾った。

フェッテルはウイニングランの最中、何度も雄たけびを上げた後、感極まってイタリア語でピットクルーたちに感謝。その音声がガゼッタ・デッロ・スポルト紙オンライン版にアップされている。

《Ragazzi, mi senti? Grazie, grazie, grazie, grazie... Dai ! Forza Ferrari !》(みんな、聞いているかい? ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう! さあ行けフェラーリ !)

https://video.gazzetta.it/forza-ferrari-urla-vettel-il-traguardo/8d2bf8b0-d5f5-11e4-b36f-124fe885f897

フェラーリは2013年第5戦スペインGPでフェルナンド・アロンソが勝ったのを最後に優勝から遠ざかっていた。昨年11月には、それまで22年以上にわたってフェラーリの総帥を務めてきたルカ・ディ・モンテゼーモロ氏が引責辞任し、フィアット・クライスラーグループCEOのセルジオ・マルキオンネ氏が同社の社長を兼任し、エースドライバーのアロンソを放出するなどチームの大改革に着手した。

F1チームの新代表となったマウリツィオ・アリヴァベーネ氏は開幕前、今季の目標を聞かれて「私は現実主義者だ。状況を魔法のように変えられる者などいない。タイトルを獲得するとは言わないが、少なくとも2回は勝てるようにしたい」と"控えめに"話していたが、早くも2戦目にして1勝を達成した。スタートでマシントラブルに見舞われたキミ・ライコネンも、最後尾から猛烈な追い上げを見せて4位に食い込むなど、サーキットのレイアウトや天候・路面条件によっては、チャンピオン候補の大本命・メルセデスと互角に戦う力があることを示した形だ。

https://www.gazzetta.it/Foto-Gallery/Formula-1/29-03-2015/immenso-vettel-ferrari-torna-vittoria-malesia-110274387958.shtml