ASローマと"イタリア版"新幹線『フレッチャロッサ』がコラボレートしたビデオクリップがおもしろい !

2015年03月03日 14:53

サッカー・セリエAのASローマとトレニタリア(Trenitalia=イタリア鉄道)が誇る高速列車『フレッチャロッサ(Frecciarossa)』がコラボレートしたビデオクリップが、YouTubeのASローマ・チャンネルにアップされて話題を呼んでいる。

最高時速300km、ローマテルミニ駅とミラノ中央駅をノンストップ2時間55分で結ぶ『フレッチャロッサ』はASローマの“オフィシャルトレーノ(電車)”。約1分の長さのプロモーションビデオは、ASローマの選手たちが同列車に乗ってアウェーでの試合に出かけるという設定。ジャッロロッソ(黄赤)のチームカラーのジャージを着た選手たちが列車に乗り込むシーンから始まり、続いてガルシア監督が選手たちを会議室用車両に呼んで作戦会議。

「いいか、次の試合は天下分け目の決戦となる。マイコン、お前は守備を助けろ。そして誰もゴールポストに近寄らせるな」との命を受け、車両入り口で監視に立つブラジル代表DFのマイコン選手。さらに監督は、頭上のテレビモニターを使ってフォーメーションを説明しながら、FWのイトゥルベ選手(アルゼンチン)に「マヌエル頼むぞ、お前はサイドを時速300kmで駆け上がるんだ!」とゲキを飛ばす。「もちろん、ミステル。フレッチャロッサのようにね」と応じるイトゥルベ選手。そして「試合中は常にポジションをチェンジし続けろ!」との指示で、車内の着座位置をグルグルと変える選手たち。

そして極めつけは、「チャプテン、お前の役目はチームをやる気にさせることだ 」と命じられたトッティ主将。そこでカポ・ウルトラス(狂信的サポーターたちのリーダー)に扮すると、おなじみの《C'e' solo un capitano.(キャプテンはただひとり)》とのトッティ選手に捧げられた応援歌をもじって、車掌帽を片手に《C'e' solo un capotreno.(車掌はただひとり)》と歌い出し、選手たちに唱和を促すという筋書き。何ともアットホームな“CM”に仕上がっている。

同スポットはコリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版でご覧になれます。

https://video.corriere.it/totti-garcia-treno-fiction-realta/6b3aed0c-bf51-11e4-911e-3d01b106f698