2014年「世界大学学術ランキング」発表~総合トップ150にイタリアの大学はなく、物理分野でボローニャ大学が50位に
上海交通大学の世界一流大学研究センターがこのほど2014年の「世界大学学術ランキング(ARWU)」を発表、米ハーバード大が12年連続で総合1位に輝いた。
トップ10の顔ぶれは以下の通り。
①ハーバード大(米)
②スタンフォード大(米)
③マサチューセッツ工科大(米)
④カリフォルニア大バークリー校(米)
⑤ケンブリッジ大(英)
⑥プリンストン大(米)
⑦カリフォルニア工科大(米)
⑧コロンビア大(米)
⑨シカゴ大(米)
⑨オックスフォード大(英)
トップ10のうち8校までを米国の大学が占めている。
一方、イタリアの大学でトップ150に入った大学はなく、151位~200位にボローニャ大、ミラノ大、パドヴァ大、ピサ大、ローマ大(ラ・サピエンツァ)、トリノ大が、201位~300位の中にミラノ工科大、フィレンツェ大が入った。また、研究分野別のランキングでは、物理分野でボローニャ大が50位となった。
日本の大学では、東京大が21位でアジア勢のトップとなったほか、京都大が26位、大阪大が78位とベスト100に3校が選ばれた。
「ARWU」は研究機関としての大学の貢献度を評価するランキングで、最も影響力のある国際ランキングのひとつ。2003年以後、世界のトップ500大学を毎年夏に発表している。ノーベル賞やフィールズ賞を受けた卒業生・教師の換算数や「ネイチャー」「サイエンス」に発表された論文数など研究成果を重視した内容で、6つの客観的な指標を参考にして順位をつけている。
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