長友佑都選手が所属するサッカー・セリエAのインテルが成績不振を理由にマッツァーリ監督を解任、マンチーニ氏が6年ぶりに古巣の指揮官に復帰

2014年11月15日 10:35

サッカー日本代表の長友佑都選手が所属するセリエAのインテルは14日(日本時間15日午前)、ワルテル・マッツァーリ監督(53)の解任とロベルト・マンチーニ氏(49歳)の新監督就任を決めた。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙オンライン版など各メディアが報じている。

今シーズン、インテルはセリエA第11節を終えて4勝4分け3敗、勝ち点16で9位と低迷。首位ユヴェントゥスとの勝ち点差は12まで開き、チャンピオンズリーグ出場圏内の3位ナポリにも5差をつけられている。

マッツァーリ氏は、ナポリをリーグ2位に導いた手腕が評価され、昨年5月、アンドレア・ストラマッチョーニ氏の後釜としてインテル監督に就任。インテルと同氏は2016年6月末まで契約を残していたが、エリック・トヒル会長が同クラブの前オーナーで現在もトヒル氏の相談役を務めるマッシモ・モラッティ氏などと話し合った結果、次節(11月24日)のACミランとの「ミラノ・ダービー」を前にして、解任に踏み切った。

マンチーニ氏は現役時代はボローニャやサンプドリア、ラツィオなどで活躍、現役引退後はフィオレンティーナ、ラツィオで監督を務めた後、2004年にインテルの監督に就任。08年10月に退任した後は、09年12月から英プレミアリーグのマンチェスター・Cを指揮。13年9月からはガラタサライを率いていたが、今年6月に退任していた。今回のインテル復帰は6年ぶりとなる。

マンチーニ氏は前回インテルを指揮していた4年間で、セリエAを3回、コッパ・イタリア2回、イタリア・スーパーカップ2回獲得しており、名門再建に大きな期待が寄せられている。