米専門誌が選ぶ「人間にとって理想的な気候の都市ベスト10」で、サッサリが世界4位に輝く!

2014年03月24日 20:12

米国の気象専門誌《Weatherwise》が選ぶ「人類にとって最も理想的な気候の都市ベスト10」の第4位にサッサリが輝いた。

同誌は1947年に創刊された米国唯一の気象情報専門誌(隔月発行)。同ランキングは2014年3-4月号の中で発表された。

ランキングは以下の通り。

1位  ビニャ・デル・マール(チリ)

2位  ラス・パルマス(グラン・カナリア島)

3位  モロッコ北西沿岸部

4位  サッサリ(イタリア・サルデーニャ島)

5位  バルセロナ(スペイン)

6位  リスボン(ポルトガル)

7位  サンディエゴ(米国カリフォルニア州)

8位  アデレード(豪州南部)

9位  西ケープ(南アフリカ南西部)

10位 マンジマップ(豪州最南西部)

同誌では、肉体的にも精神的にも最も好影響を与える気象・気候条件を「霧やスモッグが全くなく、暴風雨がなく、湿度が50%を超えず、各月の平均気温が20度前後から大きく離れることがない」と規定。日照時間、降水量、風速など各種気象データを加味して検討した末に、世界のトップ10を決定した。

サッサリは、ローマから西南西へ約350キロ、サルデーニャ島北西部の丘に広がる人口12万の都市。1517年に開校した国立サッサリ大学がある。

講評によると、サッサリは「地中海に位置する同都市は、地球上で最も快適な気象条件を持つ都市のひとつ」。日中の最高気温の年平均値は約19度、最低気温の平均は約12度。8月の平均最高気温は約28度で同最低は約19度、1月の平均最高気温は約12度で同最低は約6度。年間降水量の平均は700ミリ以下となっている(ちなみに、1981~2010年における日本の年間降水量の全国平均は約1600ミリ)。