夏時間がスタートし、いよいよ春本番!～コリエレ・デッラ・セーラ紙お薦めの「春景色が楽しめる町16選」
イタリアを含む中央ヨーロッパ時間帯は29日、夏時間（サマータイム）に移行した。29日午前2時に時計の針を1時間進めて3時とし、日本との時差は8時間から7時間に短縮される。夏時間は10月25日まで続く。
夏時間の到来を待っていたかのように、イタリア各地の気温も一気に上昇、予報によると、ここ数日は高気圧に覆われ、最高気温も25度近くまで達するとか。
まさに「春本番」～コリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版では「素敵な春景色が楽しめるイタリアの町村16選」をグラフ特集している。
その一部を紹介すると、
▽サチレ（SACILE、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州）優雅な趣きが漂う歴史的中心街には、リヴェンツァ川沿いに中世時代の貴族の館が立ち並ぶ＝写真上
▽サルッツォ（SALUZZO、ピエモンテ州）花で飾られた小路が織りなす古い集落。歴史的中心街には、ピエモンテ地方の中世を代表する建物が並ぶ。
▽マッキアゴデナ（MACCHIAGODENA＝モリーゼ州）澄んだ空気と牧草地が広がり、トレッキング愛好者にとって“たまらない”丘の上の集落。村中の小道には野生のランが咲き乱れ、数多くの種類の蝶が飛び交っている。
▽ラマッカ（RAMACCA＝シチリア州）カターニア県にある村。古代ローマ時代より高品質なカルチョーフォ（アーティチョーク）で有名で、3月末からフェスタが開催される。
▽モデナ（MODENA＝エミリア=ロマーニャ州）春の到来を祝う大規模なフェスタが歴史的中心街で開催される。各通りや広場は、様々な花卉・植物で埋め尽くされる。期間中は50もの屋台がひしめき、自然食を販売するコーナーも設置される。
▽ヴェルバニア（VERBANIA＝ピエモンテ州）マッジョーレ湖畔にある町。ツバキ・ツツジ・シャクナゲが咲き乱れ、「ヴィッラ・ジューリア」では28・29の両日、300以上の品種を集めた「第49回ツバキ展」が開催される。
▽ナッレス（NALLES＝トレンティーノ=アルト・アディジェ州）アディジェ渓谷に位置する町。特産のアスパラガスがちょうど収穫期を迎え、4月14日から5月12日まで、アスパラガスを使った地元料理の祭りが開催され、町内のレストランやトラットリアでは様々なメニューが楽しめる。