伊F1チーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」が来季のドライバー布陣を発表:16歳のフェルスタッペンJrを起用、史上最年少F1ドライバー誕生へ !
エミーリア=ロマーニャ州の「陶器の町」ファエンツァに本拠地を置くF1チーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」は18日、同チームHPで来季のドライバー布陣を発表、弱冠16歳のオランダ人、マックス・フェルスタッペンを起用することを明らかにした。同選手は来季開幕戦を17歳で迎えることになり、史上最年少F1ドライバーが誕生することになった。
マックス・フェルスタッペンの父親ヨスは、1990年代ベネトンなどに所属したF1ドライバー。フェルスタッペンJrは昨年、カート世界選手権でチャンピオンとなり、今季は初めてのフォーミュラカーレースとなるヨーロピアンF3で活躍中で、前半戦で8勝をあげてタイトル争いで2位につけている。
「トロ・ロッソ」は国際的清涼飲料水メーカーのレッドブル社がF1チームのミナルディを買収する形で2005年に設立。レッドブル社が先に設立していた「レッドブル・レーシング」の“弟分”チームにあたる。レッドブル社が支援する若手ドライバー養成プログラム(レッドブル・ジュニアチーム)の契約ドライバーを起用して経験を積ませ、レッドブル・レーシングに昇格させるシステムを採用している。昨季まで4季連続で世界王者となったセバスチャン・フェテル(ドイツ)も同様の道を歩んでおり、2007年途中から2008年シーズンまで所属していた。フェルスタッペンJrは5日前にレッドブル・ジュニアチーム入りが発表されたばかりだった。コンビを組むダニール・クビアト(ロシア)も20歳とフレッシュな陣容となる。
ちなみに、これまでのF1最年少デビュー記録は、2009年シ-ズンのハイメ・アルゲルスアリ(スペイン)の19歳125日。
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