丙午

2014年01月04日 20:08

漱石の句には「馬」か「馬上」を詠んだものが多い。
中でもこんな句が好きだ。
「馬に二人霧をいでたり鈴のおと」
「馬の子と牛の子と居る野菊かな」
「限りなき春の風なり馬の上」
「花の頃を越えてかしこき馬に嫁」
最後の句は「草枕」にそのまま使われている。馬上、ゆたかなり、か。