ローマが2024年夏季五輪招致へ~レンツィ首相が立候補を表明、開催地は2017年のIOC総会で決定

2014年12月16日 11:57

イタリアのマッテーオ・レンツィ首相は15日、ローマが2024年夏季五輪招致に立候補することを表明した。コリエレ・デッラ・セーラ紙など各紙が伝えた。過去にローマは1960年夏季大会を開催、2020年五輪招致にも名乗りを上げたが、財政難のため立候補を断念している。

関係者によると、ローマが中心開催地になるが、ナポリやサルデーニャ島、フィレンツェなどを含めた国内分散開催案になる公算が大きいという。イタリア経済再生に取り組んでいる同首相は「イタリアには諦め癖があるようだが、試合を途中で投げるのは受け入れられない。今回は勝つために立候補する」と述べた。
国際オリンピック委員会(IOC)は今月上旬にモナコで開いた臨時総会で、複数都市・国での分散開催を認めることを決めた。
2024年夏季五輪には、既にドイツが招致を表明している他、米国、フランス、アゼルバイジャン、カタールなどが招致を検討中。立候補は来年9月に締め切られ、開催地は2017年のIOC総会で決まる。