ミラノとナポリを結ぶ『太陽の高速道路』が50歳の誕生日を迎える
イタリアのミラノとナポリを結ぶ高速道路A1、通称「アウトストラーダ・デル・ソーレ」(Autostrada del Sole=「太陽の高速道路」を意味)が10月4日、50歳の誕生日を迎えた。
同自動車道はイタリア最長(759.4km)の高速道で、ボローニャ・フィレンツェ・ローマといった主要都市を経由する"イタリアの脊髄"として、戦後の同国の「奇跡の経済発展」を支えてきた。
1956年5月19日に着工され、58年12月8日にパルマ・ミラノ間が部分開通、60年12月3日にボローニャ・フィレンツェ間、62年9月22日にローマ・ナポリ間が開通、64年10月4日にキウージ・オルヴィエート間が結ばれて全線が開通した。
ちなみに、東名高速道路(総距離346.8km)は1962年5月31日に着工され、69年5月26日に全線開通している。
国営テレビの「Rai 1」では、開通50周年を記念して『まっすぐな道』(La strada dritta)と題した特別ドラマを放映。コリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版でも、当時の貴重な写真を集めたグラフ特集を掲載している。