フェラーリが米国進出60周年を記念して限定10台の『F60アメリカ』をリリース、ビバリーヒルズで開催された祝賀パーティーでお披露目
フェラーリが米国市場進出60周年を記念して限定10台の特別モデル『F60アメリカ』をリリース、12日夜（日本時間13日）にビバリーヒルズ市庁舎前で開かれた祝賀パーティーの中でお披露目された。コリエレ・デッラ・セーラ紙やガゼッタ・デッロ・スポルト紙の電子版などが伝えている。
ベース車両は『F12ベルリネッタ』。クーペボディの同モデルをF60アメリカではオープンボディとした。740馬力の6262ccのV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.1秒。
室内は、運転席側が赤、助手席側が黒となっているが、フェラーリによると、これはかつてのレーシングカーをモチーフにしているという。ダッシュボードやドアパネルなどには、コンポジット素材が使われている。また、バケットシートには米国の国旗をモチーフにしたアクセントが添えられている。価格は公表されていないが、推定320万ドル（約3億4200万円）。フェラーリによると10台ともすでに完売している。
祝賀パーティーでは、イベントのひとつとして、先のパリモーターショーで発表されたばかりの『458 Speciale A』1号車の競売も行われ、90万ドル（約9600万円）で落札された。同車はクーペモデルの『458 Speciale』をオープン仕様としたもので、世界限定499台。ミッドシップに積まれる4.5リットルV型8気筒エンジンの最大出力は605馬力、0-100km/h加速は3.0秒。フェラーリは競売で得た収益を難病治療の研究に寄付するとしている。
https://video.corriere.it/a-parigi-ferrari-458-speciale-a/1582b344-4a4a-11e4-9fe4-a545a65e6beb
なお、祝賀パーティーはビバリーヒルズの市庁舎前で行われ、同庁舎は照明で赤一色に染め上げられ、中央にフェラーリのシンボルである跳ね馬が白く浮かび上がった。グラミー賞歌手のメアリー・J.ブライジさんらの音楽ショーなどが行われ、フェラーリの米国市場での新たな門出を祝った。