フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会前で外国人学生らが深夜に乱痴気騒ぎ~聖堂のファサードが「公衆トイレ」と化す
近年、イタリアの各都市を訪れる観光客らの"退廃"ぶりが目立つ。
コリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版では、先にもヴェネツィアの惨状を動画・写真付きで告発したが、今度はフィレンツェの番である。
9月26日の金曜夜から翌27日の土曜未明にかけて、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前の広場が200人もの外国人学生によって"占拠"され、乱痴気騒ぎが繰り広げられた。色大理石を用いた幾何学的デザインのファサードの壁に向かって立小便をする若者、酒を飲みすぎて酩酊状態で階段に寝そべる男女、いたるところにビール瓶やボトルやゴミが散乱し、さらには吐しゃ物まで。眉をひそめて彼らの横を通る通行人たち。中には「恥を知れ!」などと叱責する人もいるが、学生たちは全く意に介さない。こうした光景を収めた映像が(おそらく通行人が撮影したものと思われる)コリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版に投稿されている。
同紙によれば、彼らの大部分は「エラスムス計画」の学生交流プログラムのメンバーで、ピサから電車でやってきたという。当夜、エラスムス協会主催のパーティーが近くのディスコであり、パーティーの開始時刻を同広場で待ちながら酒を飲み始めたという。乱痴気騒ぎは午後11時半ごろに始まり、零時半に警察が駆けつけて現場を封鎖するまで続き、少なくとも3人の青年が急性アルコール中毒で病院に運ばれたという。