バチカン・サンピエトロ広場に「愛と希望」を伝える高さ25メートルのクリスマスツリーが点灯
カトリック教会の総本山バチカンで19日夜、高さ25メートルの巨大クリスマスツリーが点灯された。サンピエトロ広場に設置されたツリーは、今年初めて、新しい発光ダイオード(LED)システムを採用。大聖堂をひときわ美しく照らし出し、訪れるローマ市民や観光客たちを感嘆させている。同広場にはキリスト降誕の場面を再現したプレゼーピオも設置され、クリスマスを迎える準備が整った。
フランシスコ・ローマ法王は「ツリーは、光と希望、愛というメッセージを伝えている」とコメント。貧困者対策を重要課題に掲げる法王は、17日に78歳の誕生日を迎えたが、同日サンピエトロ広場で行われた一般謁見でホームレス8人を招いたほか、同夜、護衛たちにローマ市内を巡回させてホームレスらに400枚の寝袋をプレゼントしている。
コリエレ・デッラ・セーラ紙オンライン版では、サンピエトロ広場のツリーのほか、モスクワ「赤の広場」の飾りつけやドイツ・ドレスデンのクリスマスマーケット、グアテマラの古都アンティグアに伝わる「仮面の行進」など、世界各地のクリスマスのフェスタの模様を動画で紹介している。