ナポリターノ大統領が大晦日恒例のテレビ演説で、高齢を理由に近く辞任することを表明
2015年01月01日 18:14
ジョルジョ・ナポリターノ大統領は12月31日、年末恒例のテレビ演説の中で、高齢であることを理由に近く辞任する意向を示した。
ナポリターノ氏は1925年6月29日生まれの89歳、ナポリ出身。2006年5月に、共産党出身者として初めてイタリア大統領（第11代）に就任。当初は任期切れとなる2013年5月をもって退任する予定だったが、直前に行われたイタリア総選挙後の政治的混乱を受けて、後任候補のフランコ・マリーニ元上院議員、ロマーノ・プローディ元首相がともに議会において必要票数を獲得できなかったため、議会各派の指導者から再任を懇願されて再選され、2期目を務めている。