トリノ市のNPO法人が生活困窮者1000人を招いて「クリスマスチャリティーディナー」を開催~ミシュラン2つ星レストランのシェフが作ったコース料理に舌鼓、マルティーナ農業相も「給仕」として参加

2014年12月30日 22:39

イタリアには、有名レストランや高級惣菜店から寄付された料理や食材を無料で生活困窮者らに配給しているボランティア団体がいくつか存在する。ミラノに本拠を置く「Banco Alimentare」もその一つで、同NPOのピエモンテ支部が29日、トリノ地区の貧困層1000人を招いてクリスマスを祝うチャリティーディナーを開催した。コリエレ・デッラ・セーラ紙やレプッブリカ紙が伝えている。

今年で4回目を迎えた同クリスマスディナーには、チェーザレ・ノシリア・トリノ大司教、ピエロ・ファッシーノ・トリノ市長に加えて、今回初めてマウリツィオ・マルティーナ農業相が「給仕」としてボランティア参加。イタリア最大の屋内競技場「PalaAlpitour」(磯崎新氏らが設計)内の特設会場には円卓がズラリと並べられ、170人のボランティアがコース料理の配膳作業に汗を流した。

今年のメニューは、乾燥した塩漬け鱈の料理、牛肉の赤ワイン煮、アーティチョーク入りリゾット、リコッタチーズとヨウナシのトルティーノ。ミシュラン2つ星レストラン「ピッコロ・ラーゴ(Piccolo Lago)」(ヴェルバニア)のマルコ・サッコ氏ら4人の有名シェフが腕をふるい、地元産の人気ワイン「Langhe Bianco 2013」「Barbera d'Alba 2012」「Moscato d'Asti Doc La Gatta 2014」が振る舞われた。

エプロンを身に着けて各テーブルを忙しく回ったマルティーナ農業相は、「イタリア国内で、栄養不足に苦しんでいる貧困層は600万人おり、そのうち40万人以上が子供。これらの数字は問題の深刻さを物語っている」と神妙な面持ちで話していた。

https://www.corriere.it/foto-gallery/cronache/14_dicembre_30/torino-ministro-martina-cena-banco-alimentare-69b45b6e-9006-11e4-a207-f362e6729675.shtml

https://cucina.corriere.it/notizie/14_dicembre_29/banco-alimentare-fa-auguri-mille_7fcfeec6-8f49-11e4-b2e8-757fd60bcfb4.shtml

https://torino.repubblica.it/cronaca/2014/12/29/foto/il_ministro_martina_e_il_sindaco_fassino_camerieri_dei_poveri-103978050/1/#1