都市景観の中にあっても人間と自然は共生できる~工業都市トリノの中心部に佇む"森林のアパートメント"
2015年03月13日 17:21
イタリア第2の工業都市・トリノの中心部に建つ「森林のアパートメント」--。
「人間と自然は、都市景観の中にあっても共生できるはず」とのポリシーのもと、建築家のルチャーノ・ピア氏が設計したユニークな集合住宅が、コリエレ・デッラ・セーラ紙電子版のフォトギャラリーで紹介されている。
《25 Verde》と名付けられた5階建ての同集合住宅は、2012年にキアブレーラ通り25番地に完成。
各戸のテラスには、計150本もの"鉢植え"の樹木が"勝手気まま"に雑然と生い茂り、周囲のレンガや鋼鉄と見事な調和を見せている。
まさにここは、1本の巨大な木の幹に掘られた"憩いの巣"~住民たちは、あたかもリスになったような気分を味わうことができる。
また、中庭には小さな池が配置され、夏には暑さから逃れる「癒しの場」を提供してくれる。
自動車工業の拠点・トリノの空気を清浄に保つのを助ける「幸福の島」だ。