コルティーナ・ダンペッツォのW杯会場に"覆面"をして現れたタイガー・ウッズ、恋人の快挙観戦中にカメラが直撃、前歯を折るアクシデント

2015年01月21日 20:34

ゴルフ世界ランキング元1位のタイガー・ウッズ選手(米国、39歳)が19日、恋人でバンクーバー五輪金メダリストのリンゼイ・ボン選手(米国、30歳)が出場しているアルペンスキーのワールドカップ(W杯)を観戦するため、北イタリア・ヴェネト州のコルティーナ・ダンペッツォを“サプライズ”訪問。ところが、そこでまさかのハプニングに見舞われた--。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙など各メディアが報じている。

ウッズ選手は恋人がW杯女子最多となる63勝目の快挙を達成するのを見届けようと、ボン選手には黙ってプライベートジェット機でイタリア入り。変装して競技会場を訪れるとゴール地点で女子スーパー大回転第3戦を見守った。29日に開催する「フェニックスオープン」で今季の初戦を迎えるウッズ選手にとっては、強行軍の“応援ツアー”だったが、その甲斐あってボン選手は見事優勝、W杯新記録を達成した。表彰式のセレモニーが終わって、ウッズ選手が来ていると分かったボン選手は「信じられない!」と絶句。群衆をかき分けてやってきたウッズ選手と熱い抱擁を交わした。

そこでマスコミや大会関係者たちが驚いたのはウッズ選手の変装ぶり。コート姿でニットキャップの上にフードをかぶり、黒のサングラス。顔の下半分は「ハロウィーン」タイプのマスクで覆われていた。そして、そのマスクを少し下げた瞬間、前歯が1本欠けているのが“激写”されたのだった。

マスコミからの問い合わせに、ウッズ選手の代理人は「表彰台を目指してカメラマンらが殺到した際、撮影クルーの1人が肩に担いでいたカメラがウッズ選手の口を直撃し、歯が折れた」と説明した。

ところが、どうもその説明には怪しいところがあるようだ。というのも、大会事務局長のニコラ・コッリ氏は取材に対して「私は彼をエスコートする人たちと一緒にいたが、そのような出来事はなかった」とコメント。撮影された写真を見ても、ウッズ選手の口元は、歯が折れた「直後」であるはずなのに、少しも腫れていないし、出血の跡もない。

もしスキー会場ではないとすれば、ウッズ選手はいつ、どこで、どのようにして前歯を失ったのか?

昨シーズンはケガの影響で7試合の出場にとどまり、トップ10入りを果たすことができなかったウッズ選手。フェニックスオープンは昨年8月以来のツアー復帰戦となるが、その前に思わぬ形でマスコミの話題をさらってしまった。

https://www.gazzetta.it/Sport-Invernali/Sci-Alpino/19-01-2015/sci-woods-vonn-maschere-ed-aerei-privati-cosi-tiger-soprende-lindsey-100544282060.shtml