スキー事故で重傷を負った元F1王者のシューマッハ氏、クリスマスまでには退院し、自宅に戻る可能性も
フェラーリでの5度を含めF1世界選手権で史上最多となる7度タイトルに輝く金字塔を打ち立てたミハエル・シューマッハ氏。引退後の昨年末、スキー事故により頭部に大きなダメージを負い一時は昏睡状態の重体に陥っていたが、現在は意識も戻り、スイス・ローザンヌの病院で懸命のリハビリが続けられている。家族側の希望でシューマッハ氏の容態等は極秘となっているが、このほどドイツメディアが「ある病院関係者の談話」として、「クリスマスまでには退院して、自宅に戻る可能性が出てきた」との情報を伝えている。
このニュースはドイツの週刊誌「ブンテ(Bunte)」が報じたもの。しかしながら、退院のメドが見えてきたとはいえ、シューマッハ氏が飛躍的な回復を見せているわけではなく、同誌は「彼には一日中付き添いの介護が必要であり、運動能力を取り戻すのにどれだけ時間がかかるのか、また、いつ会話能力や記憶が回復するのかは、誰にもわからない」とも伝えている。雑誌「フォーカス」オンライン版も同コメントを載せている。