コンテ新監督率いる「新生アッズーリ」、デビュー戦でW杯3位のオランダに2-0で快勝
イタリア・バーリで4日夜(日本時間5日午前)、サッカー国際親善試合が行われ、イタリア代表がW杯ブラジル大会3位のオランダ代表に2対0で快勝した。
同試合は、アントニオ・コンテ新監督(45歳)の新体制での初戦。コンテ監督の"代名詞"でもある「3-5-2」の布陣で、2トップはチーロ・インモービレ(24歳、ボルシア・ドルトムント)、シモーネ・ザザ(23歳、サッスオーロ)とフレッシュな顔ぶれとなった。
その2トップがさっそく躍動、試合開始からわずか3分後、レオナルド・ボヌッチ(27歳、ユヴェントゥス)からのロングパスを受けたインモービレが先制点を決める。さらにその7分後、代表に初召集されたザザがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得、これを主将のダニエレ・デ・ロッシ(31歳、ローマ)が決めてリードを広げた。この後も退場処分で10人となったオランダの反撃を封じた。
イタリア代表の新監督がデビュー戦を白星で飾ったのは17年ぶり。
W杯本大会では2大会連続でグループステージ敗退に終わり、最新世界ランキングでもトップ10から落ちてしまった(14位)アッズーリだが、7日に開幕するEURO2016(欧州選手権フランス大会)予選リーグの初戦・ノルウェー戦(9日・オスロ)に向けて弾みがついた形だ。