インテルのエリック・トヒル会長とACミランのバルバラ・ベルルスコーニ副会長が一緒にランチ~「サンシーロ」の改築問題について意見を交換
サッカーセリエAのインテル、エリック・トヒル会長とACミランのバルバラ・ベルルスコーニ副会長が25日、ミラノ市内でランチをともにし、現在、両クラブがミラノ市に使用料を払って借りている「サンシーロスタジアム」の改築問題に関して意見を交換した。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によると、同ランチは、同スタジアムを自己所有あるいはミランとの共同所有とするとともに、最大収容人員を5万6000人に縮小してヨーロッパの他の現代的なスタジアムのように大改築(あるいは建て替え)する計画を立てているトヒル氏が、ミラン側の意向を尋ねるために企画したもの。
席上、バルバラ氏はミラン側としては、あくまで自前の新スタジアムを「2015年ミラノ万博」跡地に建設するのが第一希望であることを伝えたというが、クラブの財政的な問題やミラノ市との条件交渉などで、同プランが流動的であることから、今後も両クラブが新スタジアム問題について協議していくことを確認したという。トヒル氏は、もしミランが自前の新スタジアムを建てるならば、新スタジアムが完成するまでの5~6年間、サンシーロを改修して共同で所有するプランについても提案したという。