イタリア失業率、上昇中
2013年11月16日 20:23
イタリア国立統計研究所(ISTAT)が7月に発表した5月の失業率は12.2%と前月の12.0%から上昇し、過去最悪となったという。
若年失業率は38.5%(若年層の100万人以上が失業中だ)。
意外なことに高卒者より大卒者のほうが失業率は高い。低学歴のほうが単純労働に抵抗感がないからだろうか。
人口に対する働いている人の割合を示す就業率は56.0%で前月から変化なし。
イタリア経済は2011年半ば以降マイナス成長を記録し続けていて、戦後最長の「景気後退」に陥っており、企業の人員削減が続いているという。
政府は若年層の雇用対策を最優先課題に掲げており、失業中の若者を採用する企業への新たな税優遇措置を明らかにしたが、果たして効果があるのか疑問視する声が多い。