イタリア人女性第1号宇宙飛行士のクリストフォレッティさん、国際宇宙ステーションに無事到着:「宇宙からソーシャルサイトを通じて、食と健康の関係について情報を発信します!」

2014年11月24日 15:19

ロシア連邦宇宙局は24日、ソユーズTMA-15M宇宙船を搭載したソユーズFGロケットの打ち上げに成功した。同宇宙船には国際宇宙ステーション(ISS)の新しい長期滞在員3人が搭乗。ロケットは午前3時1分(日本時間同6時1分)、カザフスタン共和国のバイコヌール基地から発射され、打ち上げから約6時間後にISSとのドッキングに成功した。

今回、ISSに到着したのは、ロシア人男性のアントン・シュカプレロフさん、米国人男性のテリー・バーツさん、そしてイタリア人女性のサマンサ・クリストフォレッティさん。3人は来年5月12日まで宇宙に滞在することになっている。

クリストフォレッティさんは、イタリア人として8人目の宇宙飛行士。イタリア女性としては初(ロシアを除く欧州では3人目の女性宇宙飛行士)とあって、国内各メディアは「AstroSamantha(アストロサマンサ)」の愛称で彼女の一挙手一投足を大きく報じている。ミラノ出身の37歳、ミュンヘン大学で工学を学んだ才女である。現在はイタリア空軍の戦闘機のパイロット(大尉)。2009年、8500人の志願者の中から欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士に選ばれ、これまで日本や米国、ロシアで無重力状態の訓練を積んできた。

今回の彼女のミッションには『Futura(フトゥーラ)』とのイタリア語のタイトルが付されている。英語では「Future(フューチャー)」~未来~を意味するが、男性形の「Futuro(フトゥーロ)」ではなく女性形で表現されていることが、クリストフォレッティさんに寄せられている期待度の高さを物語っている。

クリストフォレッティさんの担当職務のひとつは、宇宙生活における「栄養摂取と健康の関係の研究」。イタリア宇宙局(ASI)では特設サイトを開設、同サイト上でクリストフォレッティさんが日々レポートすることになっている。また、ツイッターを通しても情報を発信する。「来年ミラノで開催される万国博のテーマは『食』だが、同テーマは宇宙にまで領域を拡大することになる」とASIのロベルト・バッティストン局長は語る。

同ミッションにはイタリア人シェフ、ステファノ・ポラート氏も加わり、宇宙飛行士たちの食事メニューを考案。「彼女のために、シリアルと青魚を用意した。最大のポイントは味のバランス。塩と砂糖を使うことができないので工夫しなければならない。たとえば、塩の代わりにショウガやカレー粉を味付けに選んだ。ちなみに彼女のお気に入りはサバだよ」とポラート氏。

クリストフォレッティさんは、イタリア人にとって必要不可欠な「エスプレッソコーヒー」もISS内に持ち込んでおり、「宇宙でエスプレッソを飲んだ最初の人間」となる。

イタリア宇宙局の特設サイトは、

https://avamposto42.esa.int/

クリストフォレッティさんのツイッターは、

https://twitter.com/AstroSamantha?original_referer=http%3A%2F%2Fwww.corriere.it%2Fscienze_e_tecnologie%2F14_novembre_22%2Fvolo-astrosamantha-prima-donna-italiana-spazio-00cbbc18-7216-11e4-9b29-78c5c2ace584.shtml&tw_i=536068780154449920&tw_p=tweetembed