今年もイタリア人は御馳走を堪能しながら「よい年」を迎える

2013年12月17日 22:20

Cena della vigilia, pranzo di Natale e 《veglione》 di capodanno.

クリスマス・イブのディナー、クリスマスのランチ、そして大晦日から元日の朝にかけての“夜通しのパーティー”。

イタリア人が1年のうちで最も“太る”季節がやってきた。

経済危機の最中にあっても、彼らの「伝統」は変わらない。

農業企業家団体「La Coldiretti」の調査によれば、多くのイタリア人が衣服や旅行、娯楽にかけるお金を削る一方で、これらの「3食」のご馳走に投じるお金は、例年とほぼ変わらないことがわかった。コリエレ・デッラ・セーラ電子版が伝えている。

同団体が実施したアンケート調査によると、今年のクリスマス休暇期間中、回答者の43%が衣料費を、47%が娯楽費を、そして52%が旅行費を節約するとしたのに対し、食費を減らすと答えた家庭は12%にとどまった。

一方、クリスマスプレゼントについても「ハイテク機器」の需要が減る中で、同団体によれば、各地の農業特産品を詰め合わせたバスケットが前年比4%増と好調な売行きを見せているという。

どうやらイタリア人の「食道楽」ぶりは時代を越えて“安泰”のようだ。