「舟の噴水」破損を受けて、ローマ市長がオランダサッカー連盟に対して"チャリティー"親善試合の開催を求めるも素っ気なく断られる

2015年02月24日 23:53

ローマ市内で19日にオランダのサッカーチーム、フェイエノールトのフーリガンらが集団で暴動を起こし、スペイン広場の歴史的建造物『舟の噴水』が破損した事件を受け、ローマ市は24日までに、イタリアとオランダの両サッカー連盟に対してロッテルダムでイタリア対オランダの親善試合を行うことを提案した。

ラ・レプッブリカ紙の報道によると、ローマ市のイニャツィオ・マリーノ市長の狙いは、ローマ市民らのオランダに対する憎悪の感情やサッカーにまつわる野蛮なイメージを改善させることに加え、『舟の噴水』の修復費用の工面にあるという。さっそくイタリアサッカー連盟のタヴェッキオ会長からは「マリーノ市長の発案に同意する。我々の側には何の支障もない」と快諾を得たものの、オランダサッカー連盟は次のように“素っ気なく”コメントし、同提案に乗るつもりはないことを明確にした。

「ローマで起きたことについては、我々もとても悲しんでいる。しかし、我々とはまったく無関係のことだ。一つのクラブのサポーターが外国の一都市で起こしたことである。よってオランダサッカー連盟が試合を主催するような話ではない」

https://www.repubblica.it/sport/calcio/serie-a/2015/02/23/news/olanda-italia_marino_non_ha_dubbi_tavecchio_entusiasta_la_realizzeremo_-107990592/?ref=HREC1-29