「サッカーを通じて世界平和を」とローマ法王が慈善試合を開催~スーパースターたちが競演し、マラドーナがバッジョのゴールをアシスト!
スポーツを通して世界平和の実現を祈願するサッカーの慈善試合が1日夜(日本時間2日未明)、ローマ市のスタディオ・オリンピコ(オリンピック競技場)で開催された。コリエレ・デッラ・セーラ、ガゼッタ・デッロ・スポルトなど各紙が報じている。
同試合はローマ法王フランシスコが発案し、同郷(アルゼンチン)の元サッカー選手、ハビエル・サネッティ氏(元アルゼンチン代表、現セリエA・インテル副会長)らが主催した。キリスト教・イスラム教・ユダヤ教・仏教など多宗教の現役選手やOBが参加。カルロス・バルデラマ、ディエゴ・シメオネ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、ジャンルイジ・ブッフォン、アンドリー・シェフチェンコらとともに参加したディエゴ・マラドーナは90分フル出場を果たし、ロベルト・バッジョに見事な浮き球のパスを送りゴールをアシスト、2万人の観衆を沸かせた。
チャリティーマッチに先立ち、参加選手や関係者ら約400人がローマ法王に謁見。背番号10とフランシスコの名前がプリントされたアルゼンチン代表ユニフォームを進呈したマラドーナ氏は「法王こそ真のスター。我々は彼を見習うべきだ。我々1人1人が誰かに何かを与えれば、世界に飢える人はいなくなる」と感激の面持ちで述べた。
マラドーナ氏とバッジョ氏によるゴールシーンや謁見式の模様は、コリエレ・デッラ・セーラ紙のウェブサイトでご覧ください。