サッカー欧州選手権予選のイタリア対クロアチア戦で、クロアチアサポーターがピッチに発煙筒を投げ込み、試合が一時中断される~試合は1-1のドロー
16日夜(日本時間17日早朝)にミラノ・サンシーロ競技場で行われたサッカー欧州選手権予選(グループH)のイタリア対クロアチア戦で、クロアチアサポーターが発煙筒をピッチ内に投げ込み、試合が一時中断されるトラブルが起きた。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙など各メディアが伝えている。
ここまで全勝同士の「首位決戦」、スタンド内には開始前から異様な雰囲気が漂っていた。
試合は立ち上がりから目まぐるしい攻防が展開され、前半11分、イタリアがMFアントニオ・カントレーヴァの代表初ゴールで先制。しかしクロアチアもその4分後にFWイヴァン・ペリシッチの得点で同点に追い付く。
前半アディショナルタイムのピンチをDFアンドレア・ラノッキアの攻守で切り抜けたイタリアは、後半に入って主導権を握るものの、なかなか2点目を挙げられない。すると同28分、前半から発煙筒や爆竹をピッチに投げ込んでいたクロアチアのサポーターの行為がエスカレート、スタンド内からも出火する騒ぎとなったため、ビョルン・カイペルス主審(オランダ)が試合を止めて選手たちをピッチから避難させた。問題を起こしたクロアチアサポーターを警察がスタンドから排除し、約10分後に試合は再開された。試合はこのまま1-1で終了したが、クロアチアのニコ・コヴァチ監督が自国サポーターの行為を謝罪するという何とも後味の悪い結果となった。
(発煙筒と爆竹が飛び交う競技場の模様は、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙オンライン版の動画でご覧になれます)