私たちの提案
かつてオリベッティ・ジャパンによって発行された「SPAZIO」という名称の文化広報誌を
大きな精神的遺産として大切にしながら、
私たちSPAZIO DUEは、
イタリアと日本を隔てている地理的空間を埋めるだけでなく、互いにまだ知り得ていない空白部分を満たすために、イタリア(あるいは地中海)をテーマとした出版物を新たに企画することで、これまで以上に両国にとって価値ある役割を果たしていきたいと考えています。
私たちSPAZIO DUEは、
もっとも勇気のある人間としてイタリア人が”宇宙飛行士”に与えているSPAZIALEという形容詞を、私たちにも贈られるように日々努力してまいります。
「イタリアで『就活』する」
企画趣旨・目的
昨年、「セカ就」という造語が生まれた。日本で就職せず、いきなり海外で就職を目指すことをいうようだ。平成24年1月の文部科学省の集計では、海外留学生の数は2004年の約8万2千人をピークに下降傾向にはあるが、2009年には約6万人いた。日本には将来を悲観する材料はいくらでもあるため、これからも海外を目指す若者は続出するはずだ。そうした若者の多くはアジアを視野に入れているが、イタリアで暮らしたいと願う若者もけっして少なくない。そこで、本書ではそうした読者のために役立つ情報を提供し、実際に活躍している人たち(イタリア人・日本人)の成功例、失敗例を紹介することで、イタリアでの「就活」を実現するための手助けになればと考えている。
「イタリアの『パワースポット』を巡る5つの旅」
企画趣旨・目的
イタリアのファンでなくても、イタリアを旅すると「元気になる」という話をよく耳にする。そもそも「パワースポット」とは、「清々しい気持ちになるところ。前向きな気持ちになって、心が浄化されたような気分になるところ」をいうのだが、イタリアにはよい波動をもったところが数多く点在している。その場所にいるとエネルギーが充電されるのだ。不思議なもので、たとえ車の騒音があってもストレスを感じさせず、「リラックス」できる場所でもある。イタリア人は、あえて「パワースポット」という言葉は使わないが、自分の故郷を一番愛しているのは、そこにパワーを感じるからだろう。そう考えると、パワースポットを決定づける主な要素は次の3つになるのだろう。①宗教心②人生を愛する心③自然の良さをそのまま受け入れる心。そこで、本書ではイタリアを旅する日本人に「エネルギー」の集まっているところを紹介し、自分なりの「パワースポット」を見つけられる手助けになればと考えている。
SPAZIO DUEの歴史
1987年秋、F1日本グランプリが開催された鈴鹿サーキットで「UNO」と「DUE」は出会う。
以後、イタリアを共通の話題として、友好関係を深める。
2013年夏、共同サイト「SPAZIO DUE」の立ち上げを決定。頻繁に情報交換を行い、互いの強みを生かす活動を模索中。
現在は、「癒しのスポット(光景)」などをテーマに、イタリア各地を取材している。