イタリア、癒しの旅
誰にでも「心癒される風景」というのがあるはずだ。
そこに行けば、悩みやストレスやイライラした気分さえも忘れてしまう。
観光名所とは違う。誰かと行くところというのともちょっと違う。
一人でそっと訪ねてみたいところなのだ。
一見ありふれた風景に見えても、実は違うと言い返してみたくなる。
イタリアには、過去と現在と未来を自由に行き来できそうな、魅力的なところがたくさんある。
時間が止まり、風景と自分が一体化できる、そんな「心癒される風景」を、イタリア人たちに語ってもらおうではないか。
不定期ながら、少しづつ紹介していこう。
ぜひ、ご期待ください。
「心癒される風景」
NO.1 「マルケ州の丘」
NO.2 「サルデーニャ、オルトベーネ山」
NO.3 「フェッラーラのマッサーリ公園」
イタリア、癒しの旅
「心癒される風景」NO.3 フェッラーラのマッサーリ公園
2013年12月04日 20:57
フェッラーラの「マッサーリ公園」 il Parco Massari
~Astra...
「心癒される風景」 NO.2 サルデーニャ・オルトベーネ山
2013年11月21日 21:36
サルデーニャ オルトべーネ山 Monte Ortobene,Sardegna
~Eva Cambedda(エヴァ・カンベッダ)さんにとっての癒しの風景~
サルデーニャと聞くと海を連想する方が多いと思いますが、サルデーニャ人にとっては山はもっと身近な存在。
私の好きなオルトべーネ山は、Nuoro(ヌオーロ)にあります。この山には救世主キリストの像があり、山頂からはうっすらと青い海が見えます。
自然の香りに包まれて、至福の時を過ごすことができるところですよ。
Photo by Eva...
「心癒される風景」 NO.1 マルケ州の丘
2013年11月20日 22:04
まずは、イタリア人の「心癒される風景」をご紹介する前に、僕自身の体験を語ろう。
観光客にはなじみが薄いが、マルケ州の丘は捨てがたい。
アンコーナからイェージを抜けてファッビアーノに向かえば、
黄・緑・茶の三色のパッチワークのような丘が
なだらかな曲線を描いて、旅人を迎えてくれる。
南へ進路を変えれば、夏にはオペラの祭典を楽しめるマッチェラータに辿り着く。
周辺には、母親の胸のような慈愛に満ちた丘がある。
ある日、僕は女友達と丘の中腹に立つ古い農家を改装したレストランに入った。
屋外にテーブルが並べてあったので、外で食事をすることにした。
マルケは海の幸も山の幸も豊