セリエA第6節結果: ミランは本田のFK弾などでキエーヴォを2-1で降し4戦ぶりの白星

2014年10月05日 12:46

[10.4 セリエA第6節  ミラン2-0キエーヴォ]

ACミランは4日夜(日本時間5日午前)、ホームでキエーヴォと対戦し、2-0で勝利した。

ミランは前半、相手の堅守をこじ開けることができず0-0のまま折り返したが、不調のトーレスに変えてエルシャーラウィを入れるなどフォーメーションを変更した「インザーギ采配」が後半ピタリとはまって、4戦ぶりに白星を飾った。

右FWで先発出場した本田は後半10分、先制ゴールに絡む。本田のクロスからのこぼれ球をMFムンタリがボレーで豪快に叩き込んだ。

同18分にはDFアバーテがゴール前に絶妙のクロスを入れたが、走り込んだ本田はボールに触れることができず最大の決定機を逃してしまう。叫び声を上げて悔しがる本田--。だが、同33分、セリエA初となるFK弾を決めて意地を見せた。ミランは、FWエルシャーラウィの突破からゴール正面やや左の位置でFKを獲得。位置はゴール正面やや左。本田の左足から放たれたボールは壁を越えると急降下し、GKバルディの手を弾いてゴール左隅に収まった。今度は歓喜の雄たけびを上げて、ラミ、ムンタリ、アレックスら同僚たちの手荒い祝福を受けた。

開幕から6試合連続先発出場の本田は、同36分にMFポーリと交代。ピッチを出る際、サンシーロのサポーターたちからスタンディングオベーションを浴びた。

本田は今季これまで4得点2アシストと絶好調で、得点ランキングでも暫定トップタイとなっている。

ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のチーム・選手・監督への採点は以下の通り。

ACミラン 6.5

メネズ 7=MVP

本田  7

アバーテ 6.5

アレックス 6.5

デ・シーリオ 6.5

ボナヴェントゥーラ 6.5

アッビアーティ 6

ムンタリ 6

エルシャーラウィ 6

ラミ 5.5

デ・ヨング 5.5

トーレス 5

ポーリ なし

エッシェン なし

インザーギ 6

本田選手への寸評: 筆で描いたような今季4点目がミランから不安を取り去った。立ち上がりはゆっくりと入り、それから勢いを増して先制点に絡むと、常に生き生きとプレーした。