セリエA第6節結果: ミランは本田のFK弾などでキエーヴォを2-1で降し4戦ぶりの白星
[10.4 セリエA第6節 ミラン2-0キエーヴォ]
ACミランは4日夜(日本時間5日午前)、ホームでキエーヴォと対戦し、2-0で勝利した。
ミランは前半、相手の堅守をこじ開けることができず0-0のまま折り返したが、不調のトーレスに変えてエルシャーラウィを入れるなどフォーメーションを変更した「インザーギ采配」が後半ピタリとはまって、4戦ぶりに白星を飾った。
右FWで先発出場した本田は後半10分、先制ゴールに絡む。本田のクロスからのこぼれ球をMFムンタリがボレーで豪快に叩き込んだ。
同18分にはDFアバーテがゴール前に絶妙のクロスを入れたが、走り込んだ本田はボールに触れることができず最大の決定機を逃してしまう。叫び声を上げて悔しがる本田--。だが、同33分、セリエA初となるFK弾を決めて意地を見せた。ミランは、FWエルシャーラウィの突破からゴール正面やや左の位置でFKを獲得。位置はゴール正面やや左。本田の左足から放たれたボールは壁を越えると急降下し、GKバルディの手を弾いてゴール左隅に収まった。今度は歓喜の雄たけびを上げて、ラミ、ムンタリ、アレックスら同僚たちの手荒い祝福を受けた。
開幕から6試合連続先発出場の本田は、同36分にMFポーリと交代。ピッチを出る際、サンシーロのサポーターたちからスタンディングオベーションを浴びた。
本田は今季これまで4得点2アシストと絶好調で、得点ランキングでも暫定トップタイとなっている。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のチーム・選手・監督への採点は以下の通り。
ACミラン 6.5
メネズ 7=MVP
本田 7
アバーテ 6.5
アレックス 6.5
デ・シーリオ 6.5
ボナヴェントゥーラ 6.5
アッビアーティ 6
ムンタリ 6
エルシャーラウィ 6
ラミ 5.5
デ・ヨング 5.5
トーレス 5
ポーリ なし
エッシェン なし
インザーギ 6
本田選手への寸評: 筆で描いたような今季4点目がミランから不安を取り去った。立ち上がりはゆっくりと入り、それから勢いを増して先制点に絡むと、常に生き生きとプレーした。