セリエA第5節結果、本田は同点弾をアシスト、長友はレッドカードを受けて退場処分に
◆セリエA第5節(現地時間28日)◆
【チェゼーナ 1-1 ACミラン】
前節のエンポリに続いて“昇格組”と対戦したミラン。前半10分にGKアッビアーティのミスから、こぼれ球をスッチに詰められ先制を許したものの、19分に本田のCKにラミが頭で合わせて試合を振り出しに戻す。その後、ボールを支配するものの逆転弾を奪えずにいたミランは、後半28分、相手の決定機をファウルで阻止したとして、DFサパタが一発退場処分に。結局試合はそのまま1対1で終了し、ミランはこれで2戦連続ドロー、3戦勝利なしとなった。先発出場で1アシストを記録した本田は、このほかにも絶妙なFKを見せるなど、前半ミランの攻撃を組み立てたが、サパタの退場に伴い後半30分に途中交代となっている。
【インテル 1-4 カリアリ】
3連敗中のカリアリをホームに迎えたインテルは、前半10分に長友のパスミスから先制を許すも、同18分に素早いリスタートからオズヴァルドのゴールで同点に追い付いた。しかし、ゲームキャプテンを務めた長友が25分、27分と立て続けに警告を受け退場処分に。10人での戦いを強いられたインテルは、29分にエクダルに勝ち越しゴールを許すと、34分、44分にも立て続けに同選手にゴールを許し、前半だけで4失点。最下位相手に今季初黒星を喫した。
この結果、ミランとインテルはともに勝ち点8の5位タイとなっている。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙による各選手・監督の採点は以下の通り(◎はチームMVP)。
◇ミラン 5
◎ボナヴェントゥーラ 6.5
本田 6
アバーテ 6
ラミ 6
エッシェン 6
アレックス 6
パッツィーニ 6
メネズ 5.5
ポーリ 5.5
サパタ 5.5
デ・シーリオ 5.5
デ・ヨング 5.5
トーレス 5
アッビアーティ 4.5
インザーギ 5
本田選手への寸評: 「(相手GKの好守に)惜しくも阻まれたFKと同点弾をアシストしたCK。セットプレーからミランのチャンスを作った。残り15分となったところで、(数的不利に伴う)チームの戦術変更により交代した」
◇インテル 4.5
◎ハンダノヴィッチ 6.5
ダンブロージオ 6
グアリン 6
コヴァチッチ 5.5
オスヴァルド 5.5
アンドレオッリ 5
ジェズス 5
メデル 5
イカルディ 5
ヴィディッチ 4.5
エルナネス 4.5
ドド 4.5
パラーシオ 4.5
長友 4
マッツァーリ 4
長友選手への寸評: 「2枚のイエローカードに加えて(カリアリの先制点となった)サウへのバックパス。(カリアリの)ゼマン監督に最大の敬意を表した。11対11でもインテルは負けていただろうが、(長友の退場処分がなければ)これほどの屈辱を味わうことはなかっただろう」