セリエA第4節エンポリ・ACミラン戦速報:本田が同点ゴールを決めるも“昇格組”のエンポリ相手にドローに終わる
◆エンポリ 2-2 ACミラン(23日)◆
ミランは、セリエA初先発となったトーレスの得点と本田の同点弾で2点差を追い付き、敵地で辛うじて引き分け勝ち点1を拾った。本田は今季初のフル出場を果たし、今シーズンの通算得点数を3に伸ばしている。
今季セリエAに返り咲いたエンポリは、過去ミランとリーグ戦で18回対戦して2勝、ホームではまだ勝ったことがない。
ところが、この試合ではトネッリとプッチャレッリがいずれもセップレーから得点を決め、前半21分までに2-0とリードを奪った。
ミランは序盤、エンポリの寄せの速さに守備陣が落ち着きを欠き、さらに失点を許していた可能性もあったが、GKアッビアーティが好守でチームを救うと、ハーフタイム間際にようやく反撃を開始する。43分、アバーテのクロスにトーレスが頭で合わせると、ふわりとしたシュートがゴール隅に決まった。
そして後半13分、アバーテのスルーパスに反応した本田が、ボールをまたいで相手DFをかわすと、ペナルティーエリア手前から左足でグラインダーのシュートをゴール右下隅に決め、同点に追いついた。
その後はミランのペースとなり、メネズのミドルシュートや本田のFKなどでゴールに迫る。後半43分、エンポリのヴァルディフィオリがデ・ヨングへの危険行為で2枚目のイエローカードを受け退場となると、さらに前への圧力を強めたが、気持ちを前面に出して戦う相手に最後まで決勝点を奪うことはできなかった。
ミランは勝ち点を7とし暫定3位タイとなっている。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙の各選手・監督への採点は以下の通り(◎はチームMVP)。
◎トーレス7
本田 7
アバーテ 7
メネズ 7
アッビアーティ 6.5
ポーリ 6.5
ボナヴェントゥーラ 6.5
デ・ヨング 5.5
ファン・ヒンケル5.5
サパタ5
ムンタリ 5
ボネーラ5
デ・シーリオ 5
パッツィーニ なし
インザーギ 6.5
本田選手への寸評:「今季、これまで得点を挙げていない試合はユヴェントゥス戦のみ。その試合もブッフォンを苦しめた唯一の選手だった。この日も、とても正確な左足の同点ゴールの後に、もう少しで3-2となるFKを見せた」