セリエA第3節、ACミラン・ユヴェントゥス戦速報
◆ACミラン 0-1 ユヴェントゥス(20日・サンシーロ)◆
ともに2戦2勝で得失点差3ながら総得点で上回る首位のミランが、昨年王者のユヴェントゥスをホームで迎え撃つ形となったが、2戦8発とゴールを量産していた攻撃陣が不発に終わった。対するユヴェントゥスは後半26分、ゴール前に抜け出したテべスがスルーパスを受けてゴール右隅へ押し込み先制、そのまま逃げ切り、暫定首位に立った。
開幕から3戦連続で「4-3-3」の右FWとして先発出場した本田選手は、前半27分、この日ミランにとって最大のゴールチャンスを作った。MFムンタリからのクロスに、相手DFのキエッリーニと競り合い、体勢を崩しながらも巧みに頭でミート。だが、相手GKブッフォンの好セーブに遭い、惜しくもゴールならず。その後は守備に追われる時間が多く、後半38分、パッツィーニと交代。3試合連続ゴールはならなかった。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は「ホンダのシュートに対するブッフォンのファインセーブが試合結果の分かれ目となった」と分析した。
試合後のインタビューで、前半のシュートの場面ついて本田選手は「どういうふうになったか、まだ自分でも分からない。僕の前の選手(相手DF)が触ったような気もした。それは(映像を)見てみないと分からない。もう少しボールが左に行っていたかなと思っていたけど、思ったよりもキーパー寄りだったんで」と話した。
ガゼッタ・デッロ・スポルト紙による採点は以下の通り(◎はチームMVP)。
▽ACミラン 5.5
◎サパタ 6.5
本田 6
エルシャーラウィ 6
アッビアーティ 6
アバーテ 6
ラミ 6
トーレス 6
ポーリ 5.5
デヨング 5.5
ムンタリ 5.5
ボナヴェントゥーラ 5.5
メネズ 5
デシーリオ 5
パッツィーニ なし
インザーギ 6
本田選手への寸評:「エルシャーラウィとともに守備や相手へのマークに奔走しなければならなかった。そのため、一息入れる時間もなく危険な攻撃を仕掛けることはできなかった。それでもホンダは、頭でユーヴェのゴールを脅かしたが、ブッフォンの素晴らしいセーブに阻まれた」
▽ユヴェントゥス 7
◎マルキージオ 7
テベス 7
ペレイラ 7
ポグバ 6.5
ブッフォン 6.5
ボヌッチ 6.5
アサモア 6.5
リヒトシュタイナー 6.5
カセレス 6
オグボンナ 6
ビダル 6
キエッリーニ 5.5
ジョレンテ 5.5
ロムロ なし
アッレーグリ 7